地元、平沢区(塩尻市木曽平沢)の共同墓地にある、閻魔様を祀る小屋(マヤ、地蔵小屋)の修繕を地元住民で始める運びとなりました。
このマヤ(地蔵小屋)は誰もが利用する共同墓地内にあり、特定の宗教や宗派に限ったものではなく、日頃の管理や整備は区や町会、シニアクラブなど各種団体が関わっていることなどから、様々な方面への調整が必要でした。
そのため時間はかかりましたが、本日ようやく閻魔様やお地蔵様の「魂抜きの儀式(修繕作業期間中の一時的なもの)」の開催にこぎつけました。
前述の通り特定の宗教や宗派に限ったものではないので、本日の運営スタイルも皆で協議しました。
その結果、会の進行は神道の信者様にお願いし、読経は仏教の複数の宗派で広く用いられている経典である般若心経を唱えていただくこととなりました。
普段なかなか見ることのできない、宗教や宗派を超えて多様性に富んだ式典となりましたが、各方面の皆さんに快くご協力いただいたおかげで、無事に終えることができました。
ダイバシティーが重視される昨今、今回の取り組みは個の違いを認め、他者を尊重する良い機会となりました。個の違いを尊重する柔軟な関係性は、地域の繋がりをより強固なものにし、この地域の持続性をより高めると感じました。
実際の工事は11月に着工予定です。